2015/07/29

マーベル・シネマティック・ユニバース フェイズ1 感想

最近になって一気にDVDで視聴。
タイトルにはフェイズ1と書いてるけど、一応「ガーディアンズ・オブ・キャラクシー」までは観た。


wikipediaを参考に、放映された順番にちゃんと視聴。
だから「アイアンマン1→2→3」ではなく、間にちゃんと「ハルク」だったり「アベンジャーズ」だったりが挟まる。

各映画、本編終了後に次の映画に繋がる映像等が入る。
それに時系列なども含め、放映された順番でないと正しく楽しめない。
こういう部分が最初、面倒に感じちゃったんだけど、見てみればむしろ楽しめる要素の1つに。
特にキャプテンアメリカ本編終了後の「アベンジャーズ」の予告は震えた。

順番に簡潔だけど感想でも書いていこうかなと。
ただ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」まで書くと長いし、
「エイジ・オブ・ウルトロン」を観てないから、区切りの良いフェイズ1のみの感想。


「アイアンマン」
スタークは最初、好きになりづらい要素が多い。
女性とすぐにベッドインするあたりは羨ましくもあるんだけど。

ただコメンタリーで監督さんが言ってたんだけど、アイアンマンになる前のスタークは
嫌味な部分があって好かれない可能性が高いから、先に襲われるシーンを挟んだと言っていた。

こういった部分含め、コメンタリーと一緒に観て思うのは、こだわり方が凄い事。
企画の最初の大きな部分から、撮影がはじまってからの細かい部分まで、とにかく全て。
だからコメンタリーがレンタルDVDに入っている作品は全てコメンタリーも一緒に楽しんだ。
その方が作品への理解が深まるし、作品を好きになれる。

全作を通してだけど、コールソンの扱いがちょうど良いバランスで、
「S.H.I.E.L.D.」の組織名の出し方もさりげない感じだけど印象に残る感じで好き。

ただ、楽しかった事を前提で書くけど、終盤の盛り上がりは少し小さめかな、と。
1作目だったり、色んな要素を含めて考えると当たり前なんだけど、そう感じたのは事実。



「インクレディブル・ハルク」
「アベンジャーズ」のハルクであるバナーと、本作のバナーは正直違う。
キャストが変わっただけであれば良いんだけど、役作り、特に根元の部分から違うと思ってる。
もしかしたら脚本の段階からなのかもしれないし、劇中で年数がたっているからこその
変化だったりもあるのかもしれないけど、個人的には違和感があった。

アベンジャーズのハルクもあの排他的な感じは凄く好きなんだけど、
作品として、キャラクターとしては本作のバナーの方が好き。

人間ドラマを重視してるからなんだろうけど、そういった側面では1番おもしろかった。
全作通してもこの作品が1番印象に残ってる。
ただそれは、ヒーロー映画っぽくないなぁ、という部分を含めてもなんだけど。

観終わった後に感じた率直な感想は「ヒーローかなぁ? でも、良い作品だったなぁ…」



「アイアンマン2」
「アイアンマン」としてはこの「2」が1番好きかも。
1~3を全部を観た上でなんだけど、1は簡潔過ぎるし、3はごちゃごちゃしてる。

2はテーマがしっかりしてるからブレる事が無い。
前半のスタークが追い詰められていく過程は暗い訳じゃないし、
どこか後半での盛り上がりが期待できて楽しくもある。

実際、後半は予想以上に楽しい時間が続き、トドメとばかりにスタークとペッパーが念願のキスをする。
この部分は「1」で分かり合ってるような関係になりつつもキスをしなかったのが大きい。

映画としての完成度は1~3の中では2が1番だと思う。



「マイティ・ソー」
こういうファンタジーに属する作品は中々触れてこなかったので、新鮮だった。
「ファンタジーと言ったら、マジレンジャーかな?」くらい。
ただ機会が無かっただけで、嫌いではないので、今作は楽しく視聴。


主人公のソーは慢心してはいるものの、悪を行おうとしてる訳ではない。
どちらかと言うと善となると思い行動してる部分さえある。
自分は正しいと信じている行為が、間違っていたり、見る人によって印象が違ったり。
大なり小なり思い当たる部分がある。

そういった部分が自分には色々とあって、凄く共感できた。
気付き始め、変わろうとしていくソーも共感できるし、目標にしたい部分もある。

続編の「ダーク・ワールド」を観ても分かるけど、ソーは自分に満足していない。
常に考え悩み続け、良くなろうとしている。

この作品には家族絡みの重要なテーマだったりがあって、そこが面白いんだけど、
とにかく自分はこの作品の主人公である「ソー」の成長が楽しかった。



「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
この作品も話が面白いんだけど、何よりも主人公の「スティーブ」が好きな作品。


色んな作品を見ていて、ストレスのたまる「純粋」なキャラが登場する。
ああいうキャラクターは総じて感覚の無い、考える脳も無い「馬鹿」でしかないと思ってる。

が、今作のスティーブは良い意味で純粋さを持ったキャラ、というか人だと思う。
苦しい事だとか悪い事だとかを含め、ちゃんと考えた上で立ち向かう姿勢を持っている。
だから簡単に折れたりしないし、変な所で躓いたりしないので、安心して見ていられる。

スティーブのような人間には簡単にはなれないんだけど、憧れる。
だから、アベンジャーズの中で1番好きなキャラクターは「キャプテン・アメリカ」だったりする。


ヒロインである「カーター」との関係も絶妙。
コメンタリーで、嫉妬している状態のカーターは魅力的みたいな話があったけど、ホントにそうだと思う。
女性、特に創作作品の女性が嫉妬している状態というのは1番と言ってもいい程に魅力的



「アベンジャーズ」
出会って最初、ヒーロー同士が戦っちゃうのは日本と変わらないのね、というのが最初の印象。
だからこその安心感でもあって、ヒーローのクロスオーバー作品の楽しみでもあったりね。

この作品に関してはただ満足できた、としか。
上記作品群を見ているかどうかでかなり満足度が変わる。

とにかくこの作品に関しては、ちゃんと「アイアンマン」から順に見てくれ、としか言えない





最近はゲームをやる時間を減らし、映画を見続けている状態。
特撮やアニメを見ながら仕事をするのは当たり前だったんだけど、
家にいる時間でもゲームをせずに映画を見るように最近なった。

ただそろそろゲームが溜まりはじめる、というよりは
8月に「スパロボ」と「ドラクエ」が発売するから、その為に色々と急がないといけない